立喰師かく語りき

立喰師列伝の後に行った対談集。すごい面白い。押井ファンとか言っておきながら今更読んでます。しかも、安藤さんに紹介されてw

押井さんの持つ疑問とか、どういう考えで映画を撮ってるのかとか、赤裸々に語られている。
 後半の同世代の笠井潔、下の世代の沖方丁との対談が本当に面白い。
 特に沖方さんは、俺の5つ上でそこそこ近いせいもあって、彼が話すことが結構うなずける。それをどう押井さんが思うかを話す部分がとても面白い。とはいっても、本当はかなり遠いけど、俺が中学ん時に大学生ですから受け止め方が絶対に違いますからね。俺ら90年代後半世代の誰かと対談してくれないかなー。

ここ数年ずっと持ってたもやもやしてたものに対する答えらしきものがズバっと書いてあって、これか……。と実感した。
 アヴァロンが好きな理由をやっと理解した。

丁度、BMWのシナリオの方もほぼ終わりを書いていて、今更ながら陽菜と匠で書きたかったのはこれか、という勢いで出てきた一文と重なる部分もあり、良いタイミングだった。
 ただまぁ、その一文を生かすにはBMWの文脈だと最早手遅れ*1、自分の中ではつながるけどユーザーから見れば突然現れたものになってしまうので*2、削除せざるを得ないだろうなとは思いつつ。第四部を再構成してそこに持っていくというのもあるんですが、大幅にした所でかなり無理。これ入れると第五部作らないといけなくなる・・・。それはやりたくないしなー。
 やるなら別の場所でやろう。ゲームでも小説でも何かの形では形にしたい。ていうかする。

*1:何度も書いてますがBMW第一・二部の頃は、まだまだ作るだけいっぱいいっぱいでしたので、もやもやっとしたまま作ってしまった故に第一・二部では何も書いてないせい。せめて三部でもこれを意識できてれば、それの伏線を書いて、四部でー、とできたんですが……。何事も最初からできるだけ決めておかないと、最後に回収し切れないってのを実感中(爆)

*2:斬みたいにねー