かなり真面目に想ふこと

人によっては、マジで戯言。だったら書くなって話ですが、それでも書きたい時ってあるじゃんw まぁ、例によってしばらくすると恥ずかしくなって、mixi行きになるかもしれませんが(爆)
 お題は、「ものは絶対に一人じゃ作れない」

さて、最近、新BMWもカタチになりつつあったり、就活などをしているために、いつもよりさらに俯瞰で自分のもの作りというのが見えてきます。まぁ、これにふと気付いたキッカケは実は全然別なのですがw それはそれとして。

あれですよ。別に作業多いから、単純に作業量として一人じゃ無理、という話では無いですよ、もちろん。
 BMWの作業をしていて、普段からいつも思うのは、これだけのものが作れる人が集まってくれて、俺って運良いなー、とかw みんながいてくれてるから作れてるなー、とかなんですが。よくよく考えてみると、それじゃ足りないよなと。

確かに、直接BMWを作ってるのは、私も含めたWerkのスタッフなわけですが。それだけだったら、BMWはこんなにはなって無いよなと気付いたわけです。こんなってのは、具体的に言えば、昨年のとらのあな同人部門売り上げ本数5位になったことです。
 それだけ、数が出てるということは、それ以上になんらかの形で、BMWが広まってるわけで。それを支えて下さったのは、ニュースサイトの管理人様たちであり、blogとかで感想やお勧め!って書いて下さったユーザの皆様なわけです。
 もちろん、完成するかも怪しいような段階から、お声をかけて下さったとらのあなの担当者様も忘れてはいけません。さらには第一部を夏コミに出すために、大量のCDRを焼くのを手伝ってくれた大学サークルの後輩達にも感謝しないとなりません。
 んで、BMWが第一部のままで満足せずに、より上を目指す原動力となっている第一は、批判的な意見を出してくださったユーザの方々だったりするわけです。
 それで思ったわけです。

「そうか。これが、ものづくり、なんだ」

プラスであろうとマイナスであろうと、作品に関わった"何か"は、すべて自分に返って来ます。それは、文字通り糧となり、次へ続くわけです。糧が食いきれなくなった時が、制作者としての最後の時なんでしょうね。
 ものを何をやっても完成されられない、という人というのは、その糧を感じる感受性が足りないというのが、技術とか以前にあるんじゃないかなー、と邪推もしてしまうわけですw  技術なんて後からくっついて来ますからね。

そして、やっと得心がいったのことがあります。
 就活でKONAMI会社説明会に行ったときに、人事の人が、人を楽しませるという意識をちゃんと持ってないと、結局大成できませんよ、とポロっと言ったんです。
 まぁ、わりと聞く話ですが、私自身はちょっと懐疑的だったのです。もちろん、エンターテイメントとして、それは為さねばならないことでしょうが、その前にまず自分が楽しくないといけないよね? と、常々思っているわけです。まぁ、今でもそれは変わってはいませんがw でも、「人を楽しませる」ということの裏の意味というか、それが意図してるところはわかった気がしました。

そう、先述した通り、一人でものはつくれないんです。もう、いろんな人がいろんな段階でいろんな形で関わるんです。そのことが、直接作ってる人間に作用するるわけです。
 ということは、直接作ってる人間には、強い言葉を使えば、関わった方達に対する責任があるんです。楽しむ、とかいう以前に、作ったもので、関わった人たちを受け入れなければいけないわけです。
 それで支えられない程度のものだったら三流。受け入れられれば一流。受け入れるだけでは飽きたらずさらに人を吸収できるものだったら超一流。
 そういうことじゃないんですかね。

こんなことを愚考した。初めての内定の出た日の夜でしたw