遊び道具を作ってるのさ

任天堂会社説明会。社長がおしゃってたことを一言で言うとこんな感じ。
 社長の話を聞き、社員さんと直接話をして、感じたことは、良き日本の風習が上手い形で残っている印象。
 最近の流れであったコスト削減して、外注の方が安いのは外注に出して、俺たちはアイデアと仕上げをするだけ、という向こうの輸入思想では無く、最初から最後まで自分たちでちゃんと一歩一歩組み上げていく、という。
 やっぱ行きたいわー。ゲームということはあまり気にせずに、遊び道具作ってるんだという雰囲気がすごく良い。あと、1社員が普通に社長の所に行って、こんなの作りたいって言いに行けるとかいうのもすげー。
 もう、ハードから全部やりたい。ハードウェア作って、そのBIOS作って、OS作って、ライブラリ作って、IDE制作まで。まさしく”遊び道具”を作ってみたくなった。
 そんなの全部できるのって、任天堂しかないわけで。今年入って10年居て、新ハード制作(が行われるのであれば)にスタートから関わりたい。

というわけで、”ゲーム”を作るなら任天堂。ゲームを作るならクローバースタジオで、FA。もはや、この2社に絞ります。他も受けますが、もう、この2社受けるための練習です。

実の所、俺がプログラマとして、一つ我ながらでかすぎと思っている野望があります(今、院で研究の題材にしているのはその一部となる部分だったり)。
 自分の興味の方向性と、それの実現性を考えると、たぶん、ゲームが一番近く、その野望を完全に達成するには、おそらくプラットフォームの段階から作り上げないと無理だと考えているからであったりもします。

就職とは関係無いですが、とある話で結論をもらってきました。サウンドエフェクト制作は職人芸であること。
 今回の会社説明会で、社員さんと話す機会が設けられたのですが、その時に俺のグループについた人2人のうち1人が、サウンドプログラマでSEも作ってると言っていたので、聞いてみたのです。SEを作る参考になるような本とかWebページとか知りませんか? と。
 したら、無いと、その人は先輩とかに教えてもらったし、そういうのを紹介してもらったこと無いからもう試行錯誤するしか無いよ、と答えてくれました。天下の任天堂のSE作ってる方が無いと言っているということは、マジで無いんだなと確信を得て参りましたとさ。